先日、プライベートで市内中心部を歩いていました。
すると工事で、歩道がふさがれいましたが、カラーコーンとバーでキチンと仮歩道が作られていました。
たまたま、私が歩いていたときは現場内にトラックが入るときで、その安全施設の一部が一時的によけられていました。
でも、すぐに１名の誘導員が私を通すために安全施設を復旧しはじめました。
私は、気にせずそこをすり抜けようとしたら・・・・。
おい！コラ！！
という怒鳴り声
え？
私・・何か悪いことでもした？・・・
ビクッとして振り向くと・・・。
続けざまに。
早くしろ！ 歩行者が歩けないだろ！！
という怒鳴り声。
私にでは無く、誘導員に向けられた現場監督の罵声でした。
続きを読む私の父親は建築業を営んでいました。
父は当然、私が継ぐものだと思っていました。
しかし、私は父の仕事が大嫌いでした！
なぜなら、父の仕事は朝早くから仕事、土曜も日曜も祝日も無く・・。
子供の頃の私は近所の子達が日曜日に親子連れで遊びに行くのを羨ましく見ているだけでした。
親は跡を継がせるため、高校から大学（建築科）を勧めます。
しかし、反抗期まっただ中の中学生。
親の敷いたレールの上を走り、父の営んでいた大嫌いな仕事を継ぐのは嫌でした。
そのころ、近所で道路工事が行われていました。
下校時、その道路工事をチラリと見ると・・・。
現場監督（現場代理人さん）が、自分は何もせず、偉そうに作業員達に指示を出していた。
「現場監督って、偉そうで楽な仕事だなぁ・・」
それがこの仕事を見た第一印象だった。
「現場監督って、偉そうで楽な仕事だなぁ・・」
そう中学生の私が思いながら見ていた仕事・・。
後で知ることになるのだが、これは運命の出会いでした。
その偉そうな現場監督は、その後、私の上司となる人だったのです。
今の会社に転職して昔の工事アルバムを見せてもらった。
どこかで見たような光景が目に飛び込んできた・・。
「ウチの近所、あの工事の写真だ」
工事部長（当時）に確認したところ・・・。
「きっと俺だな！確かにあの頃は横柄な態度で仕事をしていたよなぁ」だって・・。
私は今の会社に入る運命だったのかもしれない。
（実は、運命はそれだけではないのだが・・・）
話は戻ります。
その後、父の大反対を押し切り、私は土木科を選択し進学したのです。
