建設業だけ特別とは言いませんが、建設業で働く人は「責任」というのが重いですね。
現場代理人さんを例えると、若い人に数億という現場の運営から利益の果まで任せておいてフォローしないなんてことが頻繁な業界です。
最近は、ＩＴ化の影響で新たな負担も増えましたし、今後の受注のために「工事成績」も上げなければなりません。
発注者との問題や、近隣との問題、その他諸々の問題を抱えている現場も多くあります。
現場の人は「責任」を持てば持つほど「悩み」というのが増えていきます・・・・。
ある程度なら「アウトソーシング」で解決できます。
つまり外注ってヤツです(笑)
「お金」で解決できるなら「良い」ですが、少しばかりの負担は軽減されても、悩み事が軽減される訳ではありません。
そのような中、無料で現場代理人の悩み事を聞いてくれるというサイトができるそうです。
私は「お金を掛けない創意工夫」というのを得意としています・・・。
(というか、お金を掛けないから創意工夫なのですけどね)
そのような「創意工夫」を現場で行うと、発注者の監督員さんに「ユニークなアイデアだね」と言われることが多かったですね。
まぁ、相手が突飛過ぎて自分の理解を越えた時も「ユニークだね」などと言うこともあります。
これは褒めている訳ではなく、ちょっとしたイヤミがコモっているのでしょう。
ちなみに「ユニーク」とは、「たった1つ」とか、「他に無い」とか「変わっている」「珍奇」という意味があるそうです。
多分、私が「ユニークなアイデアだね」と言われたことは「他社に無いアイデアだね」と褒められているということでしょうね・・・(笑)
でも、「ユニークなアイデア」というのは、意味から考えると「他に類を見ないアイデア」というわけですから、ユニークなアイデアを絞りだすのは相当の苦労を要します。
さて、ユニークと似たように使われているのが「斬新」という言葉です。
斬新とは、「考えや趣向がとても目新しいようす」を表します。
「目新しい」とは、「初めて見るような感じ」のことですね。
例えば、私が北海道の工事現場で考えた「ユニークなアイデア」を流用した九州の人は私から見て「斬新」ですし、それが九州で初めてであれば九州の人にとっては「ユニーク」になるのです。
さて、一般企業であればライバル企業との「差」は、アイデアとサービスということになるでしょうか。
総合評価方式も変化していき、今年は「他社との差」を明確にしなければ加点され難くなりました。
「アイデアとサービス」よりも既得権益を重視した経営だった建設業も、やっと他の業種と同じく「アイデアとサービス」が「企業差」となるでしょう。
(総合評価方式は更に改良されるでしょうね)
その時に必要なのが、「ユニークなアイデア」なのかも知れません。
続きを読む北海道では朝晩が寒いと感じるようになりました・・・。
ちなみに北海道では10月頃からストーブを焚きはじめ、5月まではストーブを用意している家が多いのです。
（当然、我が家も暖房稼働中です・・笑）
また、「外での作業」もキツクなってきます。
特に「雪が積もるまで」は寒く感じますね。
さて、得意のウンチクですが・・・(笑)
初めての近代的なストーブは、北海道で作られたのですよ。
江戸時代末期に、イギリス製ストーブ（クワヒルという）をまねて鍛冶屋に作らせたのが最初だと言われています。
本来であればそのストーブは稚内に送られる予定だったのですが、シケで船を出すことが出来ませんでした。
結局、稚内の人は独自にストーブを作ったそうです。
ということで、北海道には２箇所の「ストーブ発祥の地」という碑があるみたいです（笑）
過去の歴史は良いとして、ストーブの登場が未開の厳冬地である北海道の発展を進めたのは確かです。
でも、そのストーブの登場で、日本で一番寒がりな人は「北海道人」になってしまったかも知れないです。
ドテラを着てコタツで暖を取るなんてできません。
真冬でもストーブをたいた暖かい部屋でＴシャツ１枚になりアイスクリームや冷たいビールを飲食するのが「北海道スタイル」です。
(え？・・・私だけ？)
まぁ、地球環境問題がクローズアップされている昨今ですから、考えなければならないですね・・・・。
続きを読む企業として存続するために異業種に転換する建設会社が多くなりました。
建設関係に近い事業を行う会社もありますし、全く違う業界に進出する会社もあります。
言えることは、どの会社も「地域に根ざした」活動を生業としているということでしょうか。
「国に支援要請」や「政治に不満を言う」ことも良いですが、そんなことに労を費やすよりは、地域に必要なモノを地元に密着している企業自らが創出し、「雇用と経済を守る」ことが理想です。
私も「詳しくない」という逃げ文句を言っていたり、ただ「批判」だけしていても何ら生むモノは無いですよね。
そこで、突然ですが、「建設業の参入促進による林業改革モデルプロジェクト」というのを始めている岐阜県飛騨地区に行ってみようと思いました。
また、「建設業の異業種転換」の先進地である長野県にも行きましょう。
ついでに(笑)、有益情報があるという新潟県、石川県、ちょっと離れて三重県にも行きましょう!!
急な話ですが、来週末から訪問いたします(爆)
旅程には余裕を持っていますので、できれば訪問地域で地元建設業の方々と情報交換をしていきたいと考えています。
(というかメインは情報交換です・・・笑)
10月30日〜31日 長野県
11月2日 岐阜県
11月3日 三重県
11月4日 石川県
11月6日 新潟県
という予定です。
11月1日と5日は予備日としています。
(つまり予定が空いています・・・笑)
ぜひ、訪問地区の方で、情報交換をしてやっても良いという方がいらっしゃいましたら、ご連絡ください。
(プチファンの集いも有りです・・・笑)
また、長野県では・・・・。
続きを読む嬉しいことに、私はブログを書くことで知り合った方々がたくさんいます。
特に若手土木技術者さんとの交流は「おじさん」として楽しいものがあります(笑)
例えば、自分がいくら高い理想を社内で説いても、社内の人間に受け入れる気持ちが無ければ通じませんよね。
しかし、自己向上をしたいという思いのある人に対して、自分の理想を説くことは容易いのです。
そして、誰かに対し「説く」ということは、自分自身に対しても「説く」ことであり、自らの行いを改め、更なる自己向上にも繋がります。
まぁ、なにより、私の「説き」を欲している人に言葉を贈ると
ピンっ・・・と跳ね返ってくるのが嬉しいのです。
まぁ、「おじさん」になったということです(笑)
そう言えば、先日も、悩み多き代理人さんを励ましに1泊2日の旅に出かけたりもしました・・・(爆)
移動は片道8時間、そして滞在は2時間ほど(笑)
何をしたかと言えば、「頑張れ！」とだけ言って帰ってきただけです・・・。
さすがに自分でも「弩級」か「バカ」か「超」が付くほどの○○○○だな・・と思います。
さて、そんな○○○○な私ですが、昨夕、嬉しいお知らせが届きました。
優良工事受賞しました！
会社に電話があり、電話をとった部長から連絡がありました。
個人的には創意工夫が結構良い評価をもらったような気がします・・・。
これもひとえにnikumaruさんの影のお力添えがあったおかげだと思います。
というお知らせです。
続きを読むみずけんさんと直にお会いするのは２度目となるのですが、初めて会った時は「私」を見て緊張されていたそうです。
(もうっ、こんなにラブリー
なのにっ・・笑)
２度目となる今回は、緊張もほぐれたようなので、「仕事」の話も早々に３時間以上も余計な話をいたしました。
(翌日は喉が痛かったです・・・笑)
私はいつも「口から出まかせ」なので、後になって何を言ったか覚えていません・・(爆)
覚えているのは、「見積書と実行予算書との相関関係について」とか「工事検査の正しい受け方」とか「社員から信頼される２代目社長論」などかな・・
そんな話を偉そうに講釈していたのですが、嫌な顔もせずウンウンと聞いてくれ、質問などしてくれました・・(笑)
その中で、"みずけんさん"が「そういうことだったんですか！」と特に関心を示してくださったのが、にくまる流「創意工夫論」でした。
まぁ、私の得意分野なのですが・・(笑)
このブログでも、当たり障りの無い創意工夫事例などを公にしていますが、実は「もっと深いもの」があります。
ハッキリ言って、工事評価は「お金」を掛けさえすれば、誰でも「良い評価」をいただけます。
請負金額が高ければ、経費を多く掛けれますから「良い評価」をいただけるのは当たり前なのです。
しかし、請負金額が僅かな工事で創意工夫に掛けれる経費が０円だったとしても、数億円の工事よりも高い評価をいただける方法はあります。
私は、「その方法」についてハッキリと書かなくても、気づいてもらえるように書いていたつもりでした。
しかし、ブログ読者の"みずけんさん"が
「創意工夫って、そういうことだったんですか！」
と驚いていたところを見ると、分かりやすく書いていなかったのかも知れません・・・(笑)
続きを読む道路工事などに従事する人は、安全ベスト(チョッキ)というのを着用しています。
遠くからも目立つように、黄色やオレンジなどの警戒色を使っていたり、夜間は照明などで反射
するようになっています。
また、暗い場所でも分かるように「ＬＥＤ球」を使って発光させるものもあります。
ただ、ＬＥＤ球の場合は光量が少ないのであまり役立っていないかもしれません。
作業の安全を守るために、もっと目立つ安全ベストを作れないものかと考えていました。
さて、最近のテレビは液晶やプラズマが主流ですが、次に来るのは「エレクトロルミネッセンス(ＥＬ)」ですね。
ちなみにＥＬとは、新しい光源として注目されているもので、今までの光源と比べ高輝度で電圧が低く、長寿命なのです。
つまり、エコということですね。
ということで、日本初のＥＬシートを用いたアニメーション工事看板を作った会社と提携し
「nikumaruプロデュース」第一弾
・・・として、ＥＬ安全ベストを開発いたしました!!
従来もＬＥＤを使った発光安全ベストがあるのですが、このＥＬ安全ベストは光度が違います。
ELファイバーをベストの反射帯に織り込むことにより、LEDベストを超えた視認性を実現しています。
写真はＥＬベストと、従来型ＬＥＤベストを同じ条件で比較したものです。
ライトを照らした状態はあまり変わりありません
(左側が、反射していますが新品のため反射が大きい)
暗い中ですとＥＬの光量で反射材も光って見えます。
何といっても、LEDのような点ではなく、線が光り「真横」からの視認性が段違いです。
(ELの発光により顔が明るく写っています)
さて、このEL安全ベストですが・・
このブログは、そろそろ開設3年目になろうとしています。
実に今日まで1062の話を書いてきました。
その内容は、クダラナイ話がほとんどなのですが、たま〜に自分でも
「良いこというなぁ〜」と思う話もあります。
しかし、たくさんの話を投稿したため、「過去の話」や「本当に伝えたいこと」が埋もれてしまっているのも事実です。
カテゴリー分けなどもしていますが、最近になって「このブログ」を読んだ方は、過去話なんて読んでくれないですよね。
また、有名になるとリスクも発生するもので、諸事情で削除してしまった「話」もあります。
そこで、毎週火曜日はアーカイブス特集として「過去に書いた話」を
再編集しエントリーしたいと思います。
(ネタ不足も解消できますし・・・笑)
まず、第1回目は2006年6月18日に書いた話を再編集してエントリーいたします。
(2006年6月18日の話は諸事情により削除しています)
私の「創意工夫」の原点となる話です。
タイトルは「お金を掛けないからこそ 」
建設現場には「安全第一」というスローガンが掲げられていますが、どのあたりに掲げてますか?
一般の人に見えるようにですか?
それとも、作業者に見えるようにですか?
まぁ、どちらも大事です。
例えば、ヘルメットに「安全第一」と書いてます。
例えば、袖章に「安全第一」と書いてます。
どちらも、自分の身近にありながら作業中は自分自身の視界には入らないですよね。
どちらかというと、「私は安全第一に作業します」と周囲に知らせている感じかな?
さて、作業をしているとき、必ず「安全第一」とか「安全作業を行うぞ」などという言葉が目に入ると、安全意識が高まると思いませんか？
そうなれば、いつでも「安全が身近」に感じられますし、安全に留意するようになります。
その工夫とは・・・・。
続きを読む現場での創意工夫に悩んでいる人も多いと思います。
私は何かしらのアイデアで勝負するのですが、てっとり早いのは「道具を使うこと」ですよね(笑)
ということで、創意工夫に悩んでいる現場代理人さんに「創意工夫に使える道具」をご紹介いたします。
(アイデアで勝負する方法はそのうちに・・・笑)
まず、このブログの右サイドバーの「シモダトンボ」というバナーをクリックしてみてください。
ここには「シモダトンボ」だけではなく、創意工夫に使えるグッズが多数販売されています。
例えば、「木製曲げ輪ふるい」
舗装工事では、アスファルト混合物を篩って仕上げることがあります。
どの「ふるい」を使っても同じように感じますが、シモダさんの「ふるい」は「この道４０年の職人が手作りしたもの」です。
当然、耐久性も抜群です。
創意工夫報告書に「人力舗装施工部の仕上げにフルイを使用」というタイトルで、「耐久性の高い、ベテラン職人が手作りしたフルイを使用した」などというアピールポイントを書けば評価点が上がるかもしれません(笑)
できれば「フルイ」に職人さんの焼印などを入れてもらえると、さらにブランド力がアップするかも知れませんね(爆)
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