9月30日は「クレーン等安全規則」が公布されたことにちなみ「クレーンの日」とされています。

ちなみに全国クレーン建設業協会さんでは6月6日を「クレーンの日」としており、記念日が二つあるのは少し面白いところです。

クレーンの安全を見直す機会は多い方が良いので、あまり気にしないようにしましょう(笑)

土木工事では移動式クレーンを使う場面が多いですが、事故事例を見ると「クレーンの転倒事故」が依然として目立ちます。

しかも、その多くは「防ぐことができる事故」である点が重要です。

転倒防止のためのコンピュータ制御にしても、地盤強度・敷板の選定・アウトリガーの設置状況といった「人が判断すべき領域」までは機械が補完できません。

クレーンの安全確認例えば、含水比の変化や盛土の締固め不足は、短期間で支持力を大きく変えますし、敷板の加重分散や、アウトリガーの左右差にしても、吊り上げから旋回までを補完しているかなど事前確認の質が問われるわけです。

いくら最新の機械だとしても、こうした「人が確認すべき要素」が一つでも欠けると、簡単に不安定になるわけです。

クレーンに限らず、最近は「安全装置」が装備された機械が増えました。

しかし、安全装置は「設定された条件の範囲」で働くものです。

「人の判断が安全をつくる」という原点を、改めて現場で共有していきたいものです。