あるクライアントさんが、某ゼネコンの協力会社として工事を進めているのですが、担当者さんから「毎日大変で、参りました…」と相談を受けました。
忙しさそのものではなく、元請への対応がとにかく厄介らしいのです。
「これ見てくださいよ〜」と渡された書類には、びっしりと注意書きが並び、内容のほとんどが「〇〇禁止」という「やっちゃダメ」のオンパレードでした。
おそらく社内の安全パトロールで指摘された事項を、そのままリスト化しただけなのでしょう。
そこには工夫がなく、ダメ出しをして「後の対策は丸投げ」という感じです。
元請がそこそこのゼネコンなわけで、本来は「どう行うか」という具体的な方法や、「もっとこうしよう」という肯定的な指導があって然るべきです。
担当者さんが「毎日大変」と嘆く理由は、元請であるゼネコンのレベルが残念ながら低いから・・ということです。
他社のことはともかく、私は、社内検査員や安全パトロール員は経験も知識も豊富なのだから、そのスキルを現場に還元できる絶好の機会が安全パトロールや社内検査だと考えています。
だからこそ「指摘して終わり」ではなく、是正方法や改善案を「一緒に考える対話の場」にしてほしいと、常々クライアントさんに伝えています。
つまり、禁止の羅列で現場を萎縮させるのではなく、現場力を高めるための建設的なコミュニケーションが社内検査や安全パトロールと思っています。
コメント