建設会社の経営方針は社長さんの考え方に左右されますが「売上確保を最優先」にしている会社は少なくありません。
公共工事は発注の先が読めない「みずもの」でもあり、取れる仕事は取りたいという気持ちになるのも自然です。
さらに、経審や銀行は売上を重視する傾向があるため、どうしても経営者としては売上(受注高)に目が向きやすいのだと思います。
もちろん、技術者数などのキャパを超えて受注することはありませんが、従業員の1人当たりの負担は大きいです。
従業員が毎日忙しい思いをして、人や機材に余裕がない中で、踏ん張って「その場しのぎで何とかしている」という感じかもしれません。
私は、この従業員の努力を「ノルマをこなすための頑張り」ではなく、「利益を生み出すための工夫」に向けてほしいと経営者さんにお願いすることがあります。
忙しさに追われる会社ほど、原価管理がザル状態になっていて、改善の余地が大きいというのをたくさん見てきました。
また、利益を出す工夫を考える会社は、建設DXなどにも積極的かつ実践的に取り組み、業務改善なども進み、生き生きと働いている印象があります。
公共工事がみずものである以上、売上を追いかけるよりも「利益を出せる体制づくり」に力を入れる方が、長い目で見て会社の魅力や安定につながるとも思いますね。
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