私がクライアントさんの現場に伺うとき、意識しているのは「客観的な視点で見ること」です。

すると、そこで働く人にとっては「いつもの風景」であっても、私には「ちょっとした発見」として映ります。

例えば、安全の視点で見ると、毎日通る通路にある小さな段差は、いつのまにか風景の一部になり、危険として認識されなくなります。

「このくらいの段差なら大丈夫だろう」という「だろう」が消え、ついには段差そのものが意識から消えてしまうのです。

そうなると、高確率で転倒事故が起きます。

段差はずっとそこにあるのに、見えなくなるんですよね。

もちろん、危険要因は現場ごとに違いますし、時間の経過で変化もします。

だからこそ、当事者が気づいていない不安全な状態や行動を、どれだけ早く見つけられるかが大切です。

そのためには「客観的な視点」で一度周囲を見直すと、現場の「当たり前」がほぐれ、危険に気づきやすくなるでしょう。

そして、この視点は安全だけでなく、ちょっとした工夫や配慮といった「改善」にもつながります。
(工事評価点のプラスにも繋がる)

現場の安全も、現場の成長も、実は同じところから始まるのだと思いますよ。