竹中工務店の作業所長が背任容疑で逮捕されましたが、もしかすると「自分は特別な存在だ」と勘違いしてしまったのかもしれませんね。
とはいえ、20代前半のころの私は、某ゼネコンに就職した同級生から「マンションを1棟建てたら自分の家が建てられる」と聞き、その不正よりも「羨ましいなぁ」という感情が勝っていました(笑)
その頃の話ですが、隣の現場を施工していた土木会社の専務さんにとても可愛がられていた私は、その人を心から尊敬し、少し憧れてもいました。
ある日、その会社の現場で打ち合わせをしていると、専務さんがBMWで颯爽と登場。
思わず「カッコいい…」と見惚れていたら、近くの作業員さん達が「タイヤの音がジャリジャリしたから専務だと思った」と笑っています。
キョトンとしている私に、作業員さんが「あのタイヤは砂利の数量をごまかして、下請けに買わせたやつだからジャリジャリと音がするんだ」と教えてくれました。
尊敬していた人が背任していたことより、憧れていた人が現場で嘲笑されていたことがショックでした。
自慢していたゴルフクラブも、打ったらコーンと鳴るそうですし、BMWも別の「当て字」で呼ばれています。
背任は相手がいる以上、必ずどこかで露見し、本人だけがバレていないと思っている道化なのです。
ただ、この出来事は私にとって良い反面教師となり、それ以降は不正をしている人を羨ましいと思うことはなくなりました。
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