あるクライアントさんは、考え得る熱中症対策をすべて実施したうえで、最後の選択肢として「現場の休止」も許容しました。
利益や工期を思えば、工事休止は本来発注者主導で判断してほしいところですが、優先すべきは従業員と協力会社の安全だという決断です。
社長さんは「工事休止に関する折衝は全部自分がやるから、遠慮なく申し出てほしい」と各現場に周知しました。
ただ、現場事情もあるため申告制にしたところ、誰ひとり「休みたい」と言ってこないとのこと。
社長は「どんだけ頑張り屋さんなんだ!」と半ば怒りながら嘆いていたのですが、頑張り屋さんという言葉が私のツボに入ってしまいました(笑)
しかし社長としては「申告しづらい雰囲気が会社や自分にあるのでは」と悩んでもいたため、私から何名かに「本音」を聞き出しました。
法面工事の現場は「この時期は日陰になる側で作業する工程を組んでいるので困っていない」との返事。
河川工事の現場も「朝夕以外は橋の下で作業できるようにした」とのことで、どの現場も、事前に暑さを避ける工夫に組み込んでいて「現場休止」までに至る状況では無いようです。
唯一、道路改良工事の現場だけが「近隣より設備が充実しているから頑張れてしまう」という理由だったため、少し無理をしている可能性があります。
そこで私も「頑張り屋さんはダメ」と、社長と同じ言葉で釘を刺したのでした。
(頑張り屋さんと言いたかっただけじゃん・・笑)
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