私は過度の心配性で、担当する現場の着手時に「現場でネガティブな問題」が発生するのではないかと悩むことが多かったです。

その「ほとんど」が発生しませんでしたし、発生したとしても「事前に想定している範囲」で収まり、取り越し苦労で済んでしまいました。

さて、先日着手したばかりの現場を訪問すると、現場担当者が「あまり前例の無い新たな工法」での設計に悩んでいました。

それも、前年度に別の施工者が失敗した工法だそうで、発注者からプレッシャーを与えられているとのこと（汗）

確かに「技術的な留意点」が多いように感じますが、視点を変えると「ラッキー♪」なことです。

前年度の施工会社に「失敗の理由」を聞くことで事前対策できますし、難易度が高いことが証明されているわけで、成功したなら「良い評価」もいただけるでしょう。

今、悩んでいることが、工事が終わるころには「取り越し苦労」になっているはずです。

もちろん、私が無責任だからこそ言えることですが、不安が優先して「できないこと」を考えてしまうより、どのように「できる」かを考える方が良いですからね。

私も「成功の喜び」を分かち合うため、施工のクライマックス時には、現場に行きたいと思います。