交通が乱れることを想定し、冬期間は「出張」を控えていますが、そろそろ「雪の影響」が少なくなるため、活動を再開しています。

３月から「取材」と称し、各地の情勢や工事の様子などを見歩いていますが、先週は2016年に発生した「熊本地震」の被災地を中心に視察してきました。

熊本地震が発生した2016年以降も何度か熊本を訪れていましたが、被害が大きかった南阿蘇村や益城町は訪問しておらず、久々の訪問となりました。
数鹿流崩れ跡
地震の2年ほど前に国道325号線を通り、白川水源方面からの阿蘇大橋を渡ったことがあるため「数鹿流崩れ跡」は変わりように心が痛みました。

また、新阿蘇大橋や長陽大橋なども見て、断層を考えた設計思想や早期開通に尽力した背景なども感じることができました。

熊本地震の特徴は、震度7クラスの地震が続けて2度発生したことです。

日本は地震への備えができている国ではありますが、2度目の地震(本震)の被害が大きかったことをみても、大きな地震が立て続けに発生することは想定外だったと思います。

想定外を想定の範囲と認識するためにも、実際に現地を見て、心にとめることは大切だと思います。

皆さんもより良く安全な社会インフラの構築を念頭に、機会があれば土木技術者としての目線で見学することをおススメいたします。