公共工事は、設計・施工分離方式が一般的で、発注者、施工者、設計者を集めた「三者会議」などで認識共有していると思います。

私が現場担当者だったときは「三者会議」など無く、設計コンサルタント会社と「揉める」ことが多かったですね（何度か現場に呼びつけました・・笑）

当時の上司から「設計というのは建前でできているだけ、それを何とかするのが施工側の仕事」と叱責されましたけどね。

最近も設計会社が「現地を確認せずに設計」した擁壁の設計ミスを会計検査で指摘されたそうですが、設計図もコピペで流用できるわけで、以前よりも「現地に合わない」ことが多いでしようね。

実際、設計図書の不備を施工業者が見つけ、当初予定していた施工方法では対処できず、設計変更で対応するという事は良く聞きます。

さて、ある工事現場では着手後に、設計時の調査不足を発注者が認識し、どのように対処するか検討を始めました。

結論を待つ間、工期は減っていき、仮設を大幅に変更することになりましたが「予算不足」となり、最終的に工事が打ち切りになったようです。

その間、技術者も拘束されていたのですが「仕方ない」のでしょうねぇ・・。