毎年、3月前半の当ブログのタイトル画面は東日本大震災で被害を受けた岩手県や宮城県の沿岸部をイメージしたイラストにしています。(パソコンからの閲覧でのみ反映します)
おおもり食堂イラスト
今年は南三陸町にあった「おおもり食堂」さんをイラスト化してみました。

看板の字体に何とも言えない良さがあり、なるべく忠実に再現したつもりです。
おおもり食堂
2018年に惜しまれつつ営業を終了したと聞いていますが、私は震災2年後の2013年の3月に妻と訪問し、名物の「ホルモン定食」をいただきました。

美味しさやボリュームはもちろんのこと、おおもり食堂さんでは笑顔と元気をたくさんいただきました。
(ご主人が130kgから70kgに減量した話は聞き流すことにしましたが・・笑)

それは「おおもり食堂」さんに限らず、震災後に訪問した各地でいただいていて、それが私自身の「活きる素」にもなっているのです。

私たちは、何気なく日常を過ごしていますが、その元となる部分は「哀しみの感情」で、その上に笑顔や元気が成り立っているのだと私は思っています。

私自身も「哀しいこと」を経験しているから「寄りそう」こともできるわけですし、誰かに元気を与えることもできると思っています。

だから哀しいことを忘れてはいけないとも思うのです。