ある建設会社の所長さんが、若手に対して「あいつは人の話を聞いていない！」と怒っていました。

所長をバカにしていて「聞く耳を持たない」というわけではなさそうですし、日常会話やコミュニケーションは問題ないそうで、APDやADHDでもなさそうです。

ならば、所長さんの「伝え方」が悪いか、若手の「聞き方」が悪いかのどちらかになるでしょう。

本日は耳の日なので、若手の聞き方に限定すると、まずは「メモを取る」という基本ができていないかもしれません。

また、最近はメモの取り方が下手な人も多いですし、メモは取るものの見直さない人もいて、結局「意味をなさない」こともあります。

手書きでもデジタルツールを使っても良いですし、書き方も箇条書きでも図表などの抽象的でも良いので、まずは、その場でメモをすることです。

そして、それを「いつまでに何をどうするか」と後で再度リスト化してまとめると良いです。

私の場合は、Excelを使ってリスト化して、完了したものに×や色をつけていますが、リスト化する時点で頭の中での整理ができるわけです。

何より、手ぶらで相手の話を聞いて、それに対する行動ができなければ、聞く耳を持たない、つまり「自分をバカにしている」と相手に思われても仕方ないですからね。