私は「給料が少ない」ことを「やらない理由」にしている人に対して「卵が先かニワトリが先か」という話をよくします。

「給料が上がったから頑張る」のか「頑張ったから給料が上がる」のか、どちらが自分たちにとって良いか考えてほしいという内容です。

また「費用対効果」の話もするのですが、与えられたノルマを達成するのは「±ゼロ」であって、それ以上の利益を出すという確信が無ければ、会社も給料を増やせないわけです。

もちろん「安い給料で働きましょう」という話ではなく、ではどのようにして「給料を上げていくか」という話に繋がっていきます。

特に最近は「人材不足」を理由に給料が上がっている状況のため、今までと変わらない仕事をしても給料が上がることを喜ぶのか、それ以上に会社に利益をもたらす行動を意識しているかが差になると思います。

さて、地区でもトップクラスの高報酬というある建設会社は、内部留保もたくさんあるらしいのですが、その多くは本業の「土木建設」ではないところの利益だそうです。

そのため「余裕」があるうちに、土木建設部門をテコ入れし、生産性と利益を向上させて「さらに報酬を上げたい」と経営者さんは考えているようです。

しかし、今まで「与えられた仕事をこなす」だけで、地域トップの給料をもらっていた技術職員は「改革」と言われてもピンときていないようです。

のらりくらりとしていても例年通りに給料は上がるだろうと思っているようで、そのうち「痛い目」にあうかもしれませんよ。