昨日は、若手からの一つの質問に対して「長文で返信」したことの反省を書きましたが、逆のパターンもあります。

発注者に提出する工事検査用書類の添削を頼まれた際、相手に伝わらない表現などに対して、私が「参考例」を書いて見比べてもらうようにしています。

そのまま提出しても良いのですが、添削された意味が分かっていないと、次回も同じことを繰り返すだけになります。(一応、修正・添削した理由も書いていますが)

私としては、簡単に答えを得るのではなく、知識や技術を得てほしいわけで、場合によっては「書き直す」のではなく「ヒント」だけを伝えるようにしています。

さて、昨年「高い工事評価」を得て、私を信頼してくれている若手のＫ君ですが、今回担当した工事も同じように頼ってくれました。

しかし、昨年と「全く同じこと」を行っているだけで成長を感じませんし、私が「伝えたことの意味」も理解していないようです。

根本から理解して、修正するには時間が掛かり、検査に間に合わないですし、私が書き換えたものを丸写ししても、来年も同じことになるでしょう。、

今年も悪い評価にはならないでしょうから「今回はそのままで良い」ので、検査が終わってから「参考例」を伝えますと返答しました。

冷たいヤツと思われるかもしれませんが、今回はＫ君の「経験値を増やす」ことにしたいです。