地域に根付く建設会社として、地域社会と良好な関係を築き、また従業員のモチベーションを向上させるため「地域貢献活動」を行うものと思います。
しかし、それが総合評価に影響を与えるようになると「点数のため」を目的とした「上辺だけ」の地域貢献をする建設会社も増えたと思います。
清掃活動が悪いとは言いませんが、地域貢献のネタが無いため「清掃活動」をするというのは、意味が無いとクライアントさんにもお話しています。
さて、あるクライアントさんが「地域貢献活動」を行う日と私が会社訪問する日が重なったため、地域貢献活動に立ち会いさせてもらいました。
当然、工事評価点は視野に無く、会社として「地域に喜んでもらいたい」という思いだけで行っているのですが、アイデア満載ですし、関わっている従業員は「全員が笑顔」です。
当然、地域の人も喜びや感謝を伝えてくれて、とても良い関係性が築けていることも伝わりました。
(毎回継続して行われているのです)
さらに「先回りした配慮」ができる若手とか、司会や運営ができるという「意外な一面」を見ることができた人、地域の人が喜ぶ姿を写真撮影する中で「工事写真撮影のヒント」を掴むこともできた若手など「良いこと」がたくさんありました。
何より、参加した全員のモチベーションが上がったようで、地域貢献活動は会社のメリットしかないですね。
コメント
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なので豪雪地帯で仕事をしていたときは独居老人宅の屋根の雪下ろしと除排雪を行ったり、氏子が少なくなった立派な神社の落ち葉清掃とかをやってました。
どちらもすごく喜ばれたのを覚えています。地域貢献は誰のためかということを考えてやっていきたいですね。
総合評価において地域貢献で加点される意味は、もともと地域貢献していた地元に密着した建設会社を優位にさせるためだと思います。
清掃活動は良いのですが、点数を目的にして「にわか」に取り組むのは本来の趣旨と違うと思うわけです。
ではなぜ建設会社はもともと地域貢献していたかと想像すると、普く請う歴史と地域を担い発展させることで、自分たちに返ってくるものがあるからだと思います。
今は普く請うことが企業活動になったわけですが、その精神を建設会社は忘れてはいけないと思います。