このところ、私のクライアントさんで「親族への事業継承」が続いています。
「売り家と唐様で書く三代目」という言葉もありますが、私のクライアントさんに関しては「引き続き繫栄」を続けられると確信できます。
以前から事業継承を見据えて行動し、経営能力を向上させていますし、右腕となる上層部や従業員も優秀ですからね。
しかし、クライアントさん以外の周囲を見ると「ちょっと心配」になる会社もあります。
会社の今後などの「悩み」を相談してくれた「跡継ぎ候補」が何名かいますが、親や祖父が創業したため「継承しなければならない」という強迫観念を持つ人が多い気がします。
すると「何かを行いたい」と思っていても、古参の従業員に気を使い、波風を立てないようにしていき、結局「何もできない」ことになります。
仕方なく継いだという中には、土木や建設にあまり興味が無いので、別に事業を起こして「そちらにハマる」というパターンもありますが、成功確率は建設業よりは低い感じがしています。
慎重なのは良いのですが、会社や従業員の未来のために「イノベーションを起こす」ことは必要だと思いますし、何の事業でも、人を惹きつけるカリスマ性やチャンスをつかむ感性などが無ければ成功しないでしょう。
地元に密着した建設会社という「良い土壌」があり、いくらでもにチャンスはあるだろうに「惜しいなぁ」と思うことがありますね。(動くなら「今」しかないですよ)
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