火曜日は「過去に投稿した話」を再編集しエントリーしています。
(内容をかなり変更していますので、過去の投稿とは全く別の話になっています)
若者が少なくなった建設業界ですから、「良い人材を育てる」ということが大きな課題になっています。
私は、「育てられる側」ではなく「育てる側」にも課題があると思います。
私は、人を育てる上で「どれだけ任せられて、我慢できるか」が大事だと思うのです。
「じっくりと責任を持たせて育てる」
「自分で考えれるように誘導し、良い結果を導き出させ、自信と手柄を与える」
それが、社内の信頼関係を強め、自ら考えることで成長していくと思っているからです。
しかし、残念ながら、現在の「生き残りを掛けた状況」では、人を育てる余裕が無いのかもしれません。
「責任だけ持たせ、ダメなら、無能だと言って切り捨てる」
「技量の足りない若手より、利益を出せるベテランが若手を便利に使う」
「新卒を育てるより、中堅を採用する」
残念ながら、そんな風潮なのかも知れませんね・・・。
合理的な人員配置や早急な結果追及は、確かに「生き残る」ための近道ではあります。
しかし、その結果として、「人を育てられない会社」
そして将来は「管理者ばかりの会社」になるのかもしれません。
「生き残りを掛けた状況」を乗り越えたとしても、それでは会社は消滅していきます。
中途採用の「良い人材」を集め、成績を上げている会社もありますが、最終的に会社を愛し、発展させるのは「育てられた生え抜き」じゃないでしようか。
生き残るべき建設会社は「技術と経営に優れている会社」でなければなりません。
「技術と経営に優れる」とは、「良い建設技術者を育てられる」ことだと思います。
コメント
コメント一覧 (8)
・・と、思った人が200万人はいますね。
(そんなに読者はいないか・・・笑)
今日の記事は、耳が痛い。
うちに会社は「放任主義」で「成果主義」
なので、最悪な部類かも。
昔は余裕があったから、本人の努力で
なんとかなったけど、今は本当に余裕が
無い状況です。
あまり言いたくないけど、人を育てられ
ない会社です。
私は「放任主義」も「成果主義」も良いと思っているのです。
いや、表現が微妙なのですが、「放任されている」と思わせることが「有り」だと思うのです。
その影でしっかりとフォローしていたり、失敗を励ましたり、ここで苦労させるのも良いだろうと試練を与えたり・・・。
本人は気がつかないですから、上司は何もしないと思うでしょうが、しっかりと成長するものです。
その結果が「成果」で現れれば良いでしょ(笑)
そんな 先輩や上司のもとで育つことが出来たら とてもうらやましいことですね。
でも、私は褒められて育つタイプです。（笑）
褒めるにも、責任を持ってやったという成果が無ければ褒められません。
(ま、成果を出したら次のステップがあるので私は褒めませんけどね・・笑)
現代風の「ゆとり教育」というよりは、昔ながらの「徒弟」に近いかな。
ご無沙汰です。
今日の記事も考えさせられます。
どうしても結果は出さなければなりません。
ただ、今こそ、建設業の意義を問われているような気もします。
自分は自分の限界を感じた時、人に任せるという事を知りました。
正直、それまでは俺がやってやる。あとは俺について来い。でした。
あぁ〜、やだやだ。
nikumaruさん、ありがとうございます。
＞自分の限界を感じた時、人に任せる
・・ではダメです。
それは放り投げるのと同じです。
自分に余裕のあるときに任せるのです。
自分の責任において任せるというのは、凄く労力を使います。
特に「一人立ち」させる時は、影のフォローが大切ですから、かなり余裕のある時じゃなきゃムリです。