ある建設会社の社長さんの言葉です。

「人は信じるが、仕事は信じない」

この言葉を聞いたときは「なんとなくシックリ」しませんでした・・・。

しかし最近、この言葉の意味を身にしみています・・・。

「人は信じる」

人の上に立つ者として「部下を信じる」のは当たり前だと思います。

仲間を信用できない人は、仲間から信用されるわけがありません。


「仕事は信じない」

部下の仕事を信じることは大切ですが、信じきってはイケナイのです。

「信じる」と「見守る」は似て否なることです。

「信じる」は、結果的に何もしないことだと思います。

「見守る」は、影で支えることだと思います。

また、「信じない」と「疑う」は意味が似ていますが「スタンス」は全然違います。

「仕事を疑う」は全否定に近いのです。

「仕事を信じない」は愛を感じるのです。

「上に立つ者」は、部下の仕事をチェックして導くのが仕事です。

つまり、「信じない」がため「何かしら」の見えないバックアップやフォローを行なうのが「上に立つ者」だと思うのです。

「人は信じるが仕事は信じない」・・・これは

「人を信じるからこそ、仕事を信じないようにする」

という「意味」だと理解できるようになってきました。

ただ、理解できるようになった理由が

「私自身と私の仕事」を信じてもらえてないから・・・

というのは哀しいですね。