よくマンガに登場する土建屋風のキャラクターは大体が、ひげを伸ばし、腹巻をして、ヘルメットをかぶっています（笑）

そして、そのヘルメットには必ず安全第一と書かれています。

ドラマを見ていても演出上の理由で工事現場を表さなければならないときは必ず、「安全第一」と書いた看板が立っています。

一般人の建設業イメージに「安全第一」のロゴがあると思います。

事実われわれの周りには「安全第一」と書かれたもの、また安全と関係のある名のつく物がたくさんあります。

この「安全第一」は、100年も前に作られたスローガンで、第二、第三もあるのですが、ウンチクは置いておきます（笑）

さて、「安全第一」ですが、本当に「安全第一」なのでしょうか？

私は「安全第一」を会社の経営方針としたり、現場のスローガンにする時代は終わったと思うのです。

事故や災害が発生すれば企業は大きく信頼を失います。

しかし赤字覚悟で最高の安全施設を設置しなさいとは決して言いません。

会社にとっては「安全第一」は経営手段の一つで、「経営第一」かもしれません。

現場責任者の立場は、もちろん「安全第一」です。

でも、品質も良くしたい、利益も上げたい、苦情が無くスムーズに仕事したい、あれしたい、これしたい・・・。

本当は順番なんてつけれません！

「現場第一」なのです。

では、一番「安全第一」を考えなければならないのは誰でしょう。

それは、現場で働く関係者全て、個人個人であると思います。
(個人には経営者も現場管理者も含みますよ)

働く者として、「安全第一」を商品として、会社に提供する意識が大事だと思います。

いつまでたっても「スローガン」を連呼するだけなら、１００年前と何の進化も無いのです。

安全は会社から与えられるものでは無く、自分で構築するものなのです。

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