昨日はウチの若手N君が現場代理人として施工した国道改良工事の検定でした。
N君は国道の仕事は2回目ですが、前回は優秀な協力会社さんがサポートしてくれたので、あまり苦労はしていません。

ある意味、今回の仕事が始めて「一人立ち」と言えるかもしれません。

さて、仕事は色々ありましたが、まずは無事故で終了しました。

さて、書類です。
私は社内検査員として、いくつかの助言をしています。
助言の内容は、細かい事を書くと長くなるので書きませんが、「見やすい書類」を作るための助言でした。
(出来上がっている書類も無難な出来なので、あくまで助言です)

しかし、「見やすい書類」を作るのは面倒な作業です。
彼は、私の助言に素直には従いませんでした・・・。

さて、現場検査当日、プレッシャーで胃が痛いというN君と検査に出向きました・・・。

検査は請負金額5000万の工事としては、異例の長い検定となりました。
(丸1日の検定・・・現場1時間、書類5時間)
検査は非常に丁寧に行われました。(これはイヤミじゃない!)
書類の不備を指摘するのではなく、現場の苦労・工夫・努力を知りたいという検査でした。

「これはこれで良いのだけれど、このように表示したほうが見やすいよね。」

検査員さんの言葉にN君は「しまった!」という顔して、私をチラリと見ました。
先日、私が助言したことなのです。

検査員さんは、その後も、私が助言したことと同じことを何度と無くN君に助言してくれました。
(とても良い検査でした)

検定後、帰りの車の中・・・。

「面倒な書類(見やすい書類)を作るのは肉体的に大変だよね。」
「でも、1日にたった30分、肉体的苦労をするだけで、見やすい良い書類、自信を持って提出できる書類ができるかもしれない」
「一時の楽のために、自信の無い書類を作って、朝から胃が痛くなるほど精神的に辛いのとどちらが良い?」

私の問いにN君は、私の想像通りの答えと、私の理想通りの反省の言葉を言ってくれました。

私がもっと強く指導していれば、あるいは上手に説得・指導していれば・・・という自分自身の反省もあります。
・・が、私が口であれほど言っても聞かない事を、身をもって体験したことで、より以上に分かってくれたと思います。