2025年04月01日

ウソばかり

エイプリルフールのウソは午前中までらしいので、エイプリルフールネタの上書きをＵＰします。

ある建設会社は、情報発信に熱心で「ICTに取り組んで効率化を進めている」とか「労働者の給料を上げる」などの発信をしているそうです。

しかし、その建設会社の技能工からは「調子良いことを言っているが、その内情はウソばかり」と言われているそうです。

例えば、当初10人工で10日かかると見込んだ作業を頑張って８人工で8日で完了させても労いの言葉も無いですし、協力会社であれば削減した分が「減額」されるそうです。

どのような契約しているかわかりませんが、頑張った分を分配するから「報酬が上がる」わけです。

元請だって工程が2日短縮された分は利益になるわけで、さらにそこから各自が頑張った分をピンハネするのは「悪徳会社」ですよね。

業界紙のインタビューで、カッコいいことを答えている元請の社長さんを見て「ウソばかり」と冷ややかに見ているそうで、多分これから「作業効率」も落ちていくでしょうね。

2025年03月31日

個性と元気

今週から「新人」が増えるという建設会社も多いかと思います。

人材確保戦略に関与させてもらっているクライアントさんは当然として、ほとんどのクライアントさんに新人が入社するようで、私も新入社員さんたちに会えることを楽しみにしています。

最近は「大卒採用」も増え、懇親会などで一緒にお酒を飲めるのも楽しみだったりします（笑）

個人的には「個性」がある人、そして「元気」がある人と多く出会いたいですね。

クライアントさんに新入社員の中で、昨年一番個性的だったのは、通常は「さん・君」など敬称で声を掛ける私が、初対面からあきれて「お前なぁ～・・・」と言わせたヤツです(笑)

乾杯の挨拶を待てずに注がれたお酒を飲んでしまうようなヤツですが、一般的に言われる「社会の常識」からはみ出ているのも個性ですからね。

それに勝る「天然のコミュニケーション力」は無敵ですし「根性だけ」はあるようなので成長を楽しみにしています。

新しい出会いも楽しみですが、４月で1年経験が増えた「若手の成長」を見るのも楽しみです。
(ヤツは成長できたかなぁ・・笑)

2025年03月28日

喉

来週からクライアントさんを随時訪問し「社内セミナー」なども実施していきます。

毎年「講習の内容」を変えていますが、今年は「早口でも2時間」かかる内容でして、場合によっては５時間近く話をする予定も入っています。

また、クライアントさんへの訪問時には、セミナーだけではなく「戦略会議」なども行うことがあり、ほぼ１日喋りっぱなしになります。

そこで心配になるのは「喉」でして、この時期はPM2.5の影響や自律神経の関係で「喉」の調子が悪くなりやすいのです。

３年前の４月には「声が全く出ない」状態となり、２ケ月間「話をする」ことができませんでした。

そのトラウマで「喉」には気を付けていますが、セミナーでは「声を張り上げる」ことが多く、少し心配ですね。(その心配がストレスになり、自律神経がさらに・・・汗)

そのため、訪問先の懇親会などではお酒を控え、カラオケはしません（笑）

ご理解をよろしくお願いいたします。

2025年03月27日

流言飛語対策

以前「進退を掛けて」というタイトルで「やりたい放題」の経営者に「退職」を掛けて進言するという話を書きました。

残念ながら、社長さんから明確な返事が無い・・というか「話し合いから逃げている」ようで、退職の決意が固まったようです。

多分、社長さんの意地やプライドが邪魔をして、話し合いができなかったのだと思いますが、将来のチャンスよりも目先のメリットしか見ることができない経営者であれば、見限った方が良いでしょう。

実際、同僚達に「退職の意」を伝えたところ、同調者も出てきているようで、社長さんの「求心力の無さ」がわかります。

次の課題は「悪者」にされないことです。

人間は誰しも「自分が正義」と思っていますが、特にこの社長さんは「利己的な人」のようなので、周囲に「悪いウワサ」を流す可能性があります。

それも「妬み・恨み」で、事実ではないことを流言飛語するかもしれません。

まだ今後の動向を考えていないようですが、別の建設会社に転職するにしても、その会社に迷惑をかけてしまう可能性すらあります。

余計な危惧で済むと良いですが、事前に想定と対策(根回し)はしておきましょう。

2025年03月26日

Ｍ＆Ａ

建設会社同士でＭ＆Ａを行う場合、自社と同等か規模が小さい会社を買収する方がノウハウもあり「立て直し」行いやすいと思います。

さて、得意分野は違うのですが、同じ地区にある建設会社で、自社よりも大きな規模の建設会社をクライアントさんが買収しました。

経営上は前向きな買収ではありますが、もし、その会社が倒産すると地域に大きな影響を与えてしまうことも考慮しての決断です。

同じ地区という事で、経営者レベルは親交があり、Ｍ＆Ａされた側の従業員も社内体制や環境、待遇面などの変化に対する不安は少ないと思います。

また、得意分野が違うため、今までは従業員レベルでの交流が無かったのですが、今は「お互いに学べる」ことが増えたようです。

先日も私の会社訪問に合わせて、工事部長さんが来社し「ミーティング」に参加されました。

多分、私が何をしている誰なのかを知らない中での参加だと思いますが、自社の工事評価に対する取り組みなども説明してくれました。

その後「懇親会」にも参加してくれたのですが、場所の雰囲気が変わると会話の内容も変わるもので、熱意や人間性がとても伝わりましたね。

Ｍ＆Ａはお互いに大成功だと思います。

2025年03月25日

奥能登視察【後編】

2024年の1月から2月まで「能登」の被災前の観光名所をイラスト化し、復興後には「旅」に行きたいという気持ちを表していました。

そのイラストと現在の様子を比較してみます。

（被災した住宅や私有地の可能性のある崩落個所などの写真は公開しません）

軍艦のような存在感があった見附島は大きく崩れ、恋愛が成就すると言われた「えんむすびーちの鐘」は悲惨な姿になっていました。

白米千枚田は地震によるひび割れを修復しましたが、その後の「奥能登豪雨」により一部崩壊しました。
（海の隆起や山崩れの状況がわかるかと思います）

イラスト化はしませんでしたが、白山神社（奥津姫神社）は、海の中に鳥居があり、その50km先にある舳倉島の奥津比咩神社に繋がっていました。

現在、その鳥居は崩れ、海の隆起により基礎が陸上になっています。

（神社も全壊しています）

ちなみに白米千枚田の駐車場は建設会社の現場事務所になり、現在は「観光地」の要素もありませんが、逆に考えると「直近で復興」を進めているわけですし、見附島も形が変わったとしても観光地として復活するでしょう。

奥能登には「美味しいお店」もたくさんありますし、輪島塗や珠洲焼など伝統工芸品もあります。

もう少し落ち着いたら、観光に行って「地域活性」に貢献したいですね。

2025年03月24日

奥能登視察【前編】

先週は能登半島の最北部（奥能登）に行き、地震や豪雨災害の被害状況や復旧復興状況を視察してきました。

復旧には時間がかかると聞いていましたが、あくまでも個人の感想として「想像以上に進んでいない」と感じました。

まだ倒壊したままの建造物が多く、土砂が崩れた場所も簡易的な措置をしているだけのところも多いのですが、それらの被害は、地震による被害なのか「奥能登豪雨」による被害なのか、わからないほどでした。

どちらにしても地震で大きな被害を受け、復旧が動き始めた頃に豪雨被害に見舞われたわけで、復旧活動が進んでいないのは仕方ないことだと思います。

倒壊したまま放置されている住居にしても、度重なる天災によって、住民の方々の心が折れてしまったのかもしれません。

そのような中、奥能登を元気にしたいとの思いで、パワフルに活動している「奥能登元気プロジェクト」の奥田さんに今回いろいろとお世話になりました。

また、復旧復興に従事している建設会社や現場も訪問してきましたが、これから進みだす事業も多いようです。

前向きに進んでいる奥能登を今後も応援していきますね。

2025年03月21日

時代の変化に合わせて？

おかげさまで、クライアントさんに恵まれている私は「楽」させてもらっています（笑）

多くのクライアントさんが、地域でトップクラスの工事評価を得ていますし、ICT活用なども積極的に先進的に取り組んでいます。

ちなみに、私は何でもかんでも「ICTを活用しよう」と言っているわけではなく、各社の事情に合わせて提案しています。

地域をリードしてブランド力を上げたいというクライアントさんには、どんどん最新技術を導入してもらいますし、逆に「まだそれは不必要です」と別の効率化に取り組んでもらうクライアントさんもあります。

よく「時代の変化に合わせてICTに取り組む」という話も聞きますが、私は「時代の変化に合わせて」と言っている時点で「後手」に回っていると思います。

後手に回っている場合は、事前に体制も組めていないことが多く「ICTに取り組む」ことが目的になってしまうかもしれません。

本来は「効率化すること」が目的で、働く環境を向上させることで、離職を防ぎ、採用を確保し、余裕を作ることで工事評価向上や受注増に繋がるという「サイクル」を作ることだと思います。

そのためのツールの一つが「ICTの活用」であり、仮にそこにお金を掛けたとしても「回収」すること、それも何十倍にして回収することが前提です。

あくまでも、それは「私の考え方」であり、意見の違う人や間違いの指摘もあるかもしれません。

でも、何も考えずに投資して、経営が厳しくなっているという建設会社さんの話を聞いたものですから、つい書きたくなりました・・。

2025年03月19日

戦略的な広報活動

建設会社のブランディングのために「戦略的な広報活動」も提案していますが、２年ほど前にクライアントさんが全国放送のテレビ番組から取材を受けました。

発注者の許可を得て、仕事の様子やICT活用を含めた「最新の取り組み」などを取材してもらいましたが、どのように編集されるかわかりません。

しかし、番組制作会社からの反応がとても良く「特番」での放送になりそうだと聞き、自分たちでは「手ごたえ」を感じていました。

ところが、全く放送されることは無いまま、時は過ぎてしまい・・「ボツ」になったとあきらめていたところ、急に「放送」が決まりました。

でも、きっと視聴者は「2年前の取材」とは思わないわけで、当時の最新が「今の最新」とは言い難く、ちょっとだけ残念です。

実際に放送されると「ICT活用」などは「ほぼカット」で、放送映えする「目立つ工夫」やアクシデントがメインになったかな。

何より放送が「年度末」という時期で、発注者に対しての「アピール効果」は少ないかなぁ～。

大変だけどプライドを持った仕事ということは伝わったので、リクルートには繋げたいですね。

2025年03月18日

数鹿流崩れ跡

交通が乱れることを想定し、冬期間は「出張」を控えていますが、そろそろ「雪の影響」が少なくなるため、活動を再開しています。

３月から「取材」と称し、各地の情勢や工事の様子などを見歩いていますが、先週は2016年に発生した「熊本地震」の被災地を中心に視察してきました。

熊本地震が発生した2016年以降も何度か熊本を訪れていましたが、被害が大きかった南阿蘇村や益城町は訪問しておらず、久々の訪問となりました。

地震の2年ほど前に国道325号線を通り、白川水源方面からの阿蘇大橋を渡ったことがあるため「数鹿流崩れ跡」は変わりように心が痛みました。

また、新阿蘇大橋や長陽大橋なども見て、断層を考えた設計思想や早期開通に尽力した背景なども感じることができました。

熊本地震の特徴は、震度7クラスの地震が続けて2度発生したことです。

日本は地震への備えができている国ではありますが、2度目の地震(本震)の被害が大きかったことをみても、大きな地震が立て続けに発生することは想定外だったと思います。

想定外を想定の範囲と認識するためにも、実際に現地を見て、心にとめることは大切だと思います。

皆さんもより良く安全な社会インフラの構築を念頭に、機会があれば土木技術者としての目線で見学することをおススメいたします。

道路工事中につきご協力を

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