道のことなど

2014年03月26日

息子の引越しと安心感

次男が大学を卒業し、就職のため「我が家」を離れます。

こう見えて「甘い親」でして(笑)、生活用品など用意はもちろん、引越し先の段取りなどもしています。

勝手にいろいろと心配してしまう「子離れ」ができない「ダメ親」なわけですが、息子のアパート近くに「知っている建設会社」があり、かなり安心しています。

いえ、何か頼ろうと思っているわけでは無いですよ(笑)

だいたい、知っているといっても社長さんと面識があるという程度ですからね。

それでも、「甘い親」としては、ちょっとは「安心」できるのです。

同じようなことは、国道をクルマで走っていても感じます。

道路は必ず「維持管理」されていて、毎日「道路パトロール」していたり、清掃作業などが行われています。

交通事故などの初動対応も行い、安全施設が破損した場合の処置なども行われています。

維持作業は、地区や路線によって受注している建設会社さんが違うのですが、中には知っている建設会社もあり、険しい峠道などを走っていても、ここで自分に何があっても助けてもらえるだろうという「安心感」を感じるのです。

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2014年02月25日

治水に命を賭けた男たち

毎年5月に台湾で「八田與一」という土木技術者の慰霊祭が行われているのですが、読者さんから出席を誘われました。

残念ながら、その日は岡山県での先約があり、お断りしなければなりませんでした。

八田與一については、コチラを参照
http://nikumaru.livedoor.biz/archives/51373494.html

八田與一はアニメ映画にもなりましたし、土木技術者として知名度が高いです。
(とはいえ、一般にはあまり知られていませんが・・)

他にも、日本には「青山 士」など世界に誇ることができる優秀な土木技術者がいますし、私の住む北海道にも廣井勇とか岡崎文吉などの後世に残る優秀な土木技術者たちがいました。
(ちなみに、青山士は廣井勇の教え子でもある)

さて、同じく廣井勇に学び、岡崎文吉の部下として「夕張川新水路」の建設に粉骨砕身した「保原元二」という土木技師がいます。

千歳空港に着陸するときに一面に広がる穀倉地帯を見たことがある人もいるでしょうが、あの地は元々水害常襲地で、蛇行していた夕張川を直接石狩川へ合流させる「夕張川新水路」の完成で、今があるのです。

この「夕張川新水路」推奨土木遺産にも認定されています。

さて、台湾での八田與一慰霊祭出席をお断りした私のところへ、読者さんから資料とともに「夕張川」というDVDが送られてきました。

サブタイトルは「治水に命を賭けた男たち」です。

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2014年01月29日

松浦武四郎

昨日はなぜか「松浦武四郎」について調べていました。
(仕事ではない・・汗)

ちなみに、「松浦武四郎」とは、北海道では知らない人はいないという江戸後期の探検家です。

実は、「北海道」という名前の名付け親で、まだ未踏の北海道内各地を歩き、アイヌ語から地名なども決めたと言われています。

また、著作も多く、全国でも有名な六花亭のお菓子「十勝日誌」は、武四郎の著作を模したものです。

しかし、全国的知名度は少なく、以前、出身地である三重県松阪市を訪ねた時に地元の方にも聞いたのですが、知らない人も多かったです。

武四郎記念館それでも、松阪市には「松浦武四郎記念館」があり、私も2度ほど見学させていただきました。
(館内は撮影禁止でした)

毎年2月には、「武四郎まつり」も開催しているそうです。


私が所属するNPO団体の今後の活動の一つとして、各地に存在する土木関係の記念碑等を取りまとめて「デジタル化」して紹介するという活動を考えています。

先人の功績を称えているものの、いつのまにか日の目を見なくなった記念碑などもあると思いますので、紹介や清掃活動なども行えると良いと考えています。

そこで、手始めとして資料などが容易に手に入りやすい武四郎の顕彰碑などを調べていたわけです。

これがまた膨大で、北海道各地の郷土資料館、記念館などには必ずあるのではないかと言うほど・・・。

人権問題から宗教、芸術など多才な探検家である「松浦武四郎」は、それだけ愛されていることを、改めて知りました。

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2014年01月10日

江島大橋

豊川悦司さん、綾野剛さん、菅野美穂さんが出演する「ダイハツ・タント」のCMに「ベタ踏み坂」と呼ばれる「坂」が出てくるのをご存知ですか?

たんとまるでCGで作ったような「スゴイ坂」ですが、実在する「橋」なのです。

私自身も、旅行中に「予備知識」も無いまま「この橋」に出くわし、「なんじゃこりゃ〜!」と驚きの声を上げたことがあります(笑)

境港から松江に向かう「中海」に架かる「江島大橋」という橋で、桁橋としては日本最大の支間長を誇る「PCラーメン箱桁橋」なのです。

あ、ちなみに「ラーメン」というのは「食べるラーメン」ではなく、「骨組み」のこと言い、橋の場合は主桁と橋脚や橋台が一体となっている支えている橋「ラーメン橋」と呼びます。

さて、実際に走ってみると「そんなにキツイ坂」ではありませんでした(笑)

レンタカーのマーチも「ベタ踏み」はしていませんでした。

数値的には勾配は6.1%ということで、取付け部の高架橋と主橋の勾配の違いで「錯覚」するのかもしれません。

しかし、橋を上るときは「空に飛び上がる」気分になりますよ。

実は、この橋には素晴らしい工夫があります。

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2013年10月22日

土木遺産巡りツアー

BCPセミナーに引き続き、NPO「建設スクエア北海道」では土木遺産巡りツアーを執り行いました。

今年は平成23年に土木学会選奨土木遺産に認定された夕張川新水路などを中心として、石狩の治水における先人の苦労を知るとともに、シューパロダムや千歳川遊水地群など未来に残す治水を勉強いたしました。

簾舞橋写真は推奨土木遺産「舞鶴橋」

正直、かなりマニアックです(笑)

しかし、紐解いていくと意外と楽しいのですよ。

人は「住の安心」を求め、自然に手を加えて生存してきたわけですが、自然もまた手を加えられた「新しい特性」に対し変化していきました。

それを幾度も繰り返し、乗り越えたのが「土木の歴史」だと思います。

その古来からの「土木の歴史」が、北海道の場合は100年という時間軸に凝縮されています。

特に明治31年に発生した空知・石狩の多くを飲み込む大洪水の教訓が、自然に与える影響を予測し、計画・構築するという「近代的土木」に繋がったのかもしれません。

今回のツアーの随所に痕跡や歴史的背景を見ることができました。

当時の社会ニーズに応えた国家的ともいえる大土木事業が行われたわけですが、そのおかげで現在の我々は、石狩川水系250万人の安全と日本の食糧基地となる大穀倉地帯という「恩恵」を受けているわけです。

今後も、子孫の安全と繁栄のために私達「土木技術者」「土木の歴史」を刻まなくてはいけませんね。

いゃあ、勉強になりました。

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2013年08月15日

萬代橋の戦略的広報

新潟の皆さんに叱られるかもしれませんが、新潟市内の観光名所のナンバー1といえば「萬代橋(ばんだいばし)」になるのかな?
万代橋
この萬代橋は、土木学会選奨土木遺産であり、国の重要文化財でもあります。

新潟市における交通の要所であり、1964年の新潟地震にも耐えた橋でもあり、何より市民に愛されている美しい橋です。

1927年に作られた「この橋」は、基礎となる部分を日本人だけでは初となるニューマチックケーソン工法にて施工されました。

ニューマチックケーソン工法については、大本組さんのHPにて詳しく解説されているのでご覧ください(笑)http://www.ohmoto.co.jp/rovo/matic1_1.html

簡単に言うと、水中での作業に大きなハコを入れ、そこに圧縮空気を送ることで水や泥の進入を防ぎながら作業する・・という感じかな(汗)

気圧が高い中での作業となるため、潜函症という血管閉塞による障害が発生する可能性があります。

現在は、ロボットによる無人作業や酸素量を調整した混合ガスなどを使用するのですが、当時は「人力」にて掘削作業を行っていたので大変な事だったと思います。

もちろん、安全対策は万全でマンロックという加圧や減圧を行う設備や、万一のための診療所まで備えていました。

また、作業員は当時としては贅沢な「人力車」で病院に運ばれ検査を行っていたそうです。

ところが、一般市民にとっては、川の底に人間が入って作業することも不可思議であり、その作業員が次々に病院に運ばれる姿を見て「毎日7、8名が死んでいる恐ろしい工事」というウワサが出始めたそうです。

そこで、地元新聞記者を現場内に招き、作業状況や設備を見学してもらい詳細に報道してもらうことにしました。

「1時間ほどの見学では安全であると言い切れないが、人が死んでいるということは無い」という客観的内容はウワサを消すのに十分でした。

もしかすると萬代橋の工事は、土木における「戦略的広報」を初めて行った現場かもしれませんね。

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2013年08月14日

銀河鉄道の夜

私は「鉄道好き」ではありませんが、なぜか「鉄道ネタ」が集まってきます・・(笑)

最近は、JR東日本が岩手県内で頑張っているという話を聞きました。

東日本大震災で被災した大船渡線はPOKEMONトレインが走り、八戸線では「食」「アート」などを楽しむTohoku Emotionが運航するそうです。

そして、釜石線では銀河鉄道をコンセプトにした蒸気機関車を運航するそうです。


その釜石線には「達曽部川橋梁」「宮守川橋梁」という橋があります。

この2橋は、当時の土木技術の素晴らしさを伝えているということで「土木学会選奨土木遺産」「近代化産業遺産」に認定されています。

宮守写真は釜石線の「宮守川橋梁」で、5連アーチが連なる美しい鉄道橋梁で、夜にはライトアップもされます。

近隣には「道の駅」もあり、「恋人の聖地」とも言われています。

「達曽部川橋梁」は見学できる場所も無く、道路から見ることはできますが、かなり危ないです。

そのため、見学用のライトアップもされていませんが、6連アーチの美しい橋です。

宮沢賢治の名作「銀河鉄道の夜」は、JR釜石線の前身である「岩手軽便鉄道」をモデルにしていたそうで、途中の「宮守川橋梁」「達曽部川橋梁」はまさしく空に鉄道が走っている様に感じます。

鉄道好きではなくても、蒸気機関車に乗り込んでこれらの橋を走りたいと思いますね。



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2013年08月12日

土木的観光

本日は「平日」ですが、夏期休暇の方も多いでしょう。

ということで、今日は休日ネタ平日ネタの融合で・・・。

さて、毎年のことなのですが、夏は富良野・美瑛方面に遊びに行きます。

見どころはイロイロとあるのですが、夏場で外せない観光スポットはラベンダー「青い池」ですね。

青い池今では、スッカリと観光名所になってしまった「青い池」ですが、6年ほど前に当ブログでも紹介したことがあります。
http://nikumaru.livedoor.biz/archives/51090656.html
(青い池という名も無く、白金温泉の地名からプラチナブルーと勝手に命名していた)

当時は、自然保護などの観点から「場所はヒミツ」にしていたのですが、今では駐車場や遊歩道も整備されて、当時の趣は無くなりました。

しかし、多くの人に「北海道の良さ」を知ってもらえるのは良いことですね。

北海道観光の大きなウェイトを占めるのは「自然景観を見てもらう」ことだと思います。
(あとは食べ物・・笑)

でも、私が日本国内を巡って感じるのは景観だけではなく「構造物を見る観光」が多いということです。

社寺や城、最近ではスカイツリーなど、土木・建築の技術によって創られたモノを楽しまれることが多いのです。

さて、この「青い池」も実は「土木構造物」の要素を持っているのです。

十勝岳の火山泥流災害を防ぐために作られた「堰堤」の工事によって出来たモノなのです。
(まぁ、「青い池」自体は計画的に作られたのではないのですが・・)


夏期休暇でイロイロなトコロへ観光に行かれる方も多いと思いますが、その場所は「土木・建築物」なのかもしれませんよ。

ぜひ、夏休みを楽しんでほしいと思います。



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2013年07月18日

北九州の情報誌DOBOKU

本日はDOBOKUという雑誌をご案内。

dobokuなんとコレ、北九州市が発行している雑誌なのですが、中身は充実しすぎです(笑)

中身は観光情報誌(る○ぶ)をイメージしたデザインで北九州市内の土木構造物を案内しています。

食べ物屋さんの紹介が無いだけで、市内の観光スポットは「ほぼ網羅」できています。
(来月、福岡近辺に旅行に行く嫁さんにも見せました!)

巻末には観光情報誌と同じようにエリアマップがついており、この本を片手に市内観光が満喫できます。

「土木のしおり」「ポストカード」という付録までついているのですよ(笑)

もちろん、構造物の紹介だけではなく、作られた理由や目的、土木的ウンチクなども分かりやすく書かれています。

本当に素晴らしい本です。
(他の自治体にも作っていただきたい!!)
http://www.city.kitakyushu.lg.jp/kensetu/05000001.html

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2013年06月18日

さようなら大夕張ダム

夕張川沿岸の農地に水を供給する目的で、昭和36年に大夕張ダムが完成しました。

ダム湖となるシューパロ湖には、三弦橋(さんげんきょう)という美しいトラス橋もあり、豊かな土地と美しい景色を持ったダムです。

その大夕張ダムの直下流155メートルの場所に「夕張シューパロダム」が作られています。

この夕張シューパロダムが完成し、貯水を開始すると大夕張ダム三弦橋水没してしまいます。

そこで、半世紀にわたり地域に恩恵をもたらした「大夕張ダム」に感謝と別れを告げる集いが、7月15日(海の日で祝日)に行われます。

キャプチャ




























新・旧ダムの概要説明記念カードのプレゼントなどのイベントも開催されます。

先着200名の完全予約制なのですが、私もできることなら参加したいと考えております。

大夕張ダムや三弦橋を見る最後のチャンスです。

もし、興味のある方がいましたなら「参加申し込み」してみませんか?

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