むかし、坂道に「石段」を作る場合、勾配や間隔の寸法を取りながら石段を積み上げることを「段を取る」ことから「段取り」と言い、手際よい順序や準備を表す言葉になりました。

実は、一般的には「段取り」の語源は、歌舞伎の「段」から来ていると言われますが、土木的にはこの「石段説」が良いですよね(笑)

さて、若い技術職員の中には「段取りがわからない」と言う人が多いです。

例えば、新人当時は先輩の指示に沿って仕事をするわけですが、その指示の意味を理解しながら作業することで「流れ」を身につけて行きます。

でも「指示されたこと」だけ行っていただけなら「流れ」順序は分かっても「タイミング」が分からないため「段取りができない」ことになります。

土木現場は現地生産で「全く同じ」というものは無く、手順は同じだとしても「調達のタイミング」が違いますからね。

石段も無計画に下から順番に積み上げると間隔やカタチがバラバラで上り下りしにくいものになります。

まずは、全体を見渡して、完成を想像し、計画を立てて、その計画に合うように調整していくことを意識して「段取り」を身に着けて欲しいです。