ある建設会社さんと話しをした際「ウチの会社は"出戻り率"が高いですよ」・・と自慢されていました。

出戻りとは、一度会社を辞めた社員さんが、またその会社に再就職するというものです。

この会社の場合、会社を辞める理由は様々ですが、戻ってくる理由は「同じ」と感じました。

会社訪問などの懇親会で、この会社の社員さんとお酒を飲む機会もあるのですが、どちらかというと「愚痴っぽい話」が多くなっています。
（だいたい、どの会社も皆さん不満はありますからね・・笑）

でも、最後は「だけどウチの社長は隅々まで目が届いているのだよなぁ〜」などと社長さんを尊敬する言葉でシメるのです。

つまり「不満はあっても会社が好き」という人が多いわけですが、会社を辞めて他社を経験し、比較することができると「どちらが良い」か分かるのでしょうね。
私は今後の「働き方」の一つとして「安心して辞めることができる会社」と「いつでも暖かく迎え入れる会社」いう考え方も良いと思います。

安心して辞めることができるということは「コミュニケーションが良い」ということですから、返って「辞めなくなる」かもしれません。

また、一旦は辞めた社員さんも本当に「魅力的な会社」であれば、迎え入れる体制があれば戻ってくると思います。
（魅力的な会社というのがミソですが・・笑）

でも「何かにチャレンジするため」などの「前向きな理由」で会社を辞めた人は、必ずスキルを向上させていると思いますから「出戻り」は大きな戦力増になるでしょうね。